行ったり来たり、そこにいてくれたり
今日は友達とうちでサッカー観戦。
今日もツイッターのタイムラインが彼のツイートで埋め尽くされる。
真剣な眼差しで画面に張り付く。寝ていないので顔は明らかに
疲労が浮き出ているが、その顔はとてもいきいきしている。
だが、僕はサッカーにまったくといっていいほど興味がないので
なにが彼を駆り立てるのかわからない。
だから、サッカーの試合が始まると僕にとって苦痛、とまでは言わないでもあまり居心地のよくない時間が徐々に空間を支配する。
始まるまでとてもくだらないことを話して温まった部屋が、心が
一気に冷えた。
僕はサッカーのことはよくわからない。見ててもよく理解できないし、そもそもルールを知らない。だから今回のような時、僕は観戦者の顔を見るようにしている。
今回も例外なく顔を見ていた。やはり何かに夢中になっている人の顔を見ていると、こちらまで楽しくなってくる。
心なしか部屋が暖まってきたようだ。
と、ここまで書いていると空が明るくなっていることに気づく。
僕らがあの夜をずっと過ごしている間に外は朝を迎えていた。
窓を開け外に手をやるとぬるっとした空気がまとわりついてきた。
忘れていたけど、僕らがどうなろうと夏は夏のままだった。